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真・女神転生V Vengeance クリアしての感想【ネタバレ有】難易度やシステム面の評価等々

たっつん

20代、首都圏在住平凡なサラリーマンがゲームを様々な視点で書き綴るゲームブログです。 同世代である20代から、少し上の30代、40代のゲーム好きに刺さるようなブログを目指していきます。 よろしくお願いいたします。

やっとこさクリアしましたよ。社会人は時間を捻出するのが大変ですね。転職活動もありなかなか大変でしたが、今回はクリアしたので、本作のレビュー記事を書いてみたいと思います。

↓前回までの記事はこちらから。

個人的評価

以下の様々な項目について、個人的な評価をしてみました。

ストーリー6
グラフィック9
難易度7
システム9
音楽6

ストーリー

ストーリーについては無印でもそうだったのですが、中盤から終盤での駆け足が凄く、キャラが何故その考えに居たり行動を起こしているのか分かりづらい印象を受けました。また、本作は完全版ということでしたが、無印のストーリーの代わりのマップが用意されていたりしますが、大枠のストーリーは一本道であまり変化は無かったです。新キャラのヨーコとの掛け合いが随所に挟んでいたりとテキスト量は増えていましたが、ストーリー進行に変化があるわけではなく、キャラがその時どう思ったかの感想程度のものです。

最終的なルート変更も結局どちらかを選ぶしかなく少し物足りなさを感じました。選択肢によりキャラの生死が変わる等あれば面白かったですが、結局死ぬんかいという展開ばかりでした。

それでも本作で初めてメガテン5をプレイするという人には創生篇と復讐篇で二つを遊べる為、ボリュームとしては半端ないです。しかし無印既プレイヤーにとっては若干肩透かしを食らうかもしれません。カディシュトウとの戦いもなんかあっさりしていて、今作の目玉なのでもう少し終盤まで絡んでくれたらと思いました。

グラフィック

グラフィックに関しては、無印とほぼ同じですが、携帯ゲーム最高峰のグラフィックであると感じました。

空間の奥行きなども上手く表現できていると感じました。

ただ、キャラが無表情であることが多く、もう少し表情に変化があってもよかったかもしれません。

グラフィックに関してはそこまで不満点はありません。

難易度

無印ではレベル差があると戦力に多大な影響がありましたが、本作ではそれらが緩和され、レベルの高い悪魔ともなんとか戦えるようになっていました。そういった意味では難易度は下がったかもしれません。

本作の戦闘はプレスターンアイコンバトルが目玉であり、このシステムを理解し編成に気を配らなければ苦戦を強いられます。序盤は体力も少なく一旦弱点を当てられたらそこから猛攻撃を喰らいゲームオーバーも珍しくありません。しかし終盤悪魔が揃ってくると耐性持ちが増えてくることもあり、余程間違えなければ道中はそこまで苦労することもなくなります。状態異常は厄介ですが、悪魔もアイテムを使えるようになる神意「道具の知恵」を習得しアムリタシャワーを使えばこれもクリアできるでしょう。

クリティカルが発生し、そこから全滅ということも稀にあるにはありますが、ちゃんと育てていれば発生することは高くないでしょう。

道中のボスに関してはカディシュトウがそれなりに強力であり、耐性や体力を万全にしていなければ苦戦必至の難敵です。アモンやシヴァといったストーリー進行に関係の無いボスは強力ですが、カディシュトウを除いたストーリーボスはしっかり強化していればそこまで苦戦しない印象です。最終盤バスのティアマトが少し強いくらいでしょうか。

音楽

音楽に関しては無印の流用が多いですが、カディシュトウ戦は新曲で、カディシュトウの禍々しさと妖艶さを表現した名曲だと感じます。

しかし真新しい曲はこれ以外少ない為、この評価としました。

メガテン1のようなおどろおどろしい曲がもっとあったらなと思いました。

プレイ時間

筆者本人はサブクエストを半分ほどやり、クリアまで50時間程でした。無印プレイ済みであった為このくらいの時間でクリアできたと思います。初プレイの方であれば、アクション面が難しい場面もあるので、70~100時間程度はかかることでしょう。マップも広く、ミマン探しやサブクエスト制覇などを狙えば100時間以上は余裕でかかるボリュームです。

一周目では全てのコンテンツを体験できない為、周回前提であり、それらを全てやろうと思うと数百時間はくだらないでしょう。

メガテン5の世界観を心ゆくまで体験したい!という方にはこれ以上ないボリュームのゲームと言えるでしょう。

良かった点

ここで良かったと感じた点を挙げていきます。

仲魔達と交流 裏庭

これは個人的に面白かった点であるとか感じました。

バトル、クエストをこなしていくと、悪魔から会話がしたいと通知が入り、龍穴から悪魔の裏庭に行くと、悪魔と会話することができ、能力値の強化や、新たな技を覚えたりなどができます。適正強化も図れたり等、強化に必須なシステムと言えます。狙って能力値を上げることができないのがマイナスですが、結局香で上げることになるのでさほど問題ではないです。

また、会話を通じて、その悪魔に愛着も持てるので面白かったです。

有用なアイテムももらえたり、会話を楽しむことができるなど、面白い試みでした。ドラクエ7のモンスターパークをコンプリートした筆者はこういうのが好きだったりします。

簡易ワープ マガツロ

新たなシステムで、マップ上の簡易ワープが可能なマガツロがあります。起伏が多く歩く距離が長くなる本作においてこれはすごく便利であると感じました。

ジェットコースターみたいで爽快

ただ、初見だとどこに行くのかわからず、また、マガツロでしか行けないエリアがあったりなど、探索の難易度は逆に増したように感じます。

個人的には良いと思いましたが、人によって好みが分かれるシステムでしょう。

どこでもセーブ

全滅する機会の多いメガテン5においてこの機能は非常に助かりました。

今までは龍穴でしかセーブでしかできませんでしたが、switchでは左ボタン◁を押せばどこでもセーブが可能になりました。

全滅することも多い本作では、非常に助かる機能といえます。

オートバトルの実装

戦闘中にオートバトルをすることできるようになりました。

スキルを使用するかしないか選択し、敵の弱点に合わせ最適な行動をしてくれます(初めて戦う相手には適用されないので注意)

戦闘でいちいちコマンドを選ばなくてよくなり、時間短縮ができました。

ユニークスキルの実装

各悪魔固有のユニークスキルが実装され、差別化が図られました。

ユニークスキルは、アクティブメンバーに編成している時に自動的に発動するスキルで、戦闘を有利に進めるものが多く、パーティー編成に幅を持たせることができています。レベルが高いから必ずしも強いというわけでもない良い試みであると感じました。

パーティーによってはシナジーをもたらし、非常に強い効果を発揮するものがあり、編成の楽しみが生まれています。

気になった点

続いてプレイしていて気になった点を列挙してみます。

ボリュームが少ない

復讐篇をプレイしましたが、無印である創生篇と大枠が同じであり、「あれ?このシーン見た事あるぞ」みたいなシーンが多く、細部は違っていますが、ほぼ同じでした。上でも述べましたが、カディシュトウが茶々入れてくるのはいいですが、マップが一つ変わったくらいでボリュームとしてはそこまで変化はありません。

また、キャラの掘り下げが薄く、サブクエストとかもっとあればよかったかなと感じました。

分岐が最終的に二択

旧作であれば、NEUTRALルートがあり、属性調整に面白みがありましたが、復讐篇についてはいくら中立を保っていても結局、どちらかのルートを選ばなければならず、若干拍子抜けしてしまいました。せっかくの完全版ならばNEUTRALエンディングを用意してほしかったりします。

まとめ

待ちにまった真女神転生Vの完全版、なんだかんだハマってしまいました。

社会人なので時間を作って2周目ハードでも楽しんでみようかと思います。

難易度としてはそれほど高くない為、メガテン初心者の方でも安心してプレイすることができますので気になった方は是非プレイしてみてください

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